夏の終わり、ようやく晴れる。
シングルマザー状態を続け、くたくたで迎えた夏休み。
友達の言葉と読書に救われた。
「仕事、やめた方がいいかな?」と悩む私に、
「フェルマーみたいにやったら?」とあっけらかんとした口調で頓珍漢に返してくれる。
「フェルマーみたいに数学ができれば悩みはないわよ」っておかしかったけど、
フェルマーでさえも、仕事をしていたことに気付かされる。
働こうと思えた。
もう一つ。
息抜きにと立ち寄った図書館のダイバーシティーコーナーの本が目に止まった。
米沢富美子さんの本だった。
こんなにも強く美しく生きる人がいるのかと、自分が恥ずかしくなったと同時に、まだまだやれる気がしたし、
「地球のどこかに、同じように踏ん張って頑張っている人を忘れないで」
という女性研究者の言葉を思い出した。
心が晴れた。